「フリーター家を買う」や「図書館戦争」シリーズで有名な
有川浩さんの「阪急電車」をトレンダーズさんのモニターで
読ませてもらいました。

「阪急電車」有川浩著
幻冬舎文庫
533円+税

阪急電車 (幻冬舎文庫)

  • 作者: 有川 浩
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2010/08/05
  • メディア: 文庫

4月23日関西先行、29日から全国ロードショーになる「阪急電車」
ですが、最初は「阪急電車に乗ったことも、見たこともないし、
小説読んで面白いかな、感情移入できるかな?」

少し心配だったんですが、
読み始めて、びっくり。

阪急電車の片道わずか15分のローカル線、今津線で繰り広げられる
エピソードの一つ一つが目の前で起きているような
リアル感に夢中で読み進めました。
映画になるべく生まれてきたような小説だから、
映像が目の前に浮かび、あっという間に時間が過ぎてしまいます。

阪急電車は乗ったことがないのですが、レトロな車両があったり、
とてもおしゃれな電車とか。
(詳しく知りたい方はこちらをクリック!)
その中でも今津線はかなり短くて、
東京で言うと世田谷線、みたいな感じなのかしら、と想像してみたり。
(今津線について知りたい方はクリックしてね!)

これを読んでから、電車に乗ると、少しキョロキョロしてしまう私が
います。
人それぞれにエピソードを抱えているんだな、と
頭の中で模索してたりします。
あのカップル、こんな出会いでカップルになったかも、と
あれこれ想像すると、なんか、少し人生が楽しくなるような錯覚。

私自信は、心温まる電車でのエピソードはないんですが、
一つ覚えているのは、数年前に地下鉄の副都心線が開通したころの
できごとです。
ホームドアに慣れていない新人運転手さんが何度も駅で
車両の調整をしていたら、終点の渋谷駅になるころには、
車内全体の乗客が、「がんばれ!」と励ましている雰囲気に
なったときのこと。温かいできごとでした。

阪急電車、乗ってみたくなりました。
そんな人はこちらをクリック!
試写会やイベント情報が満載ですよ。

私も映画見たくなりました。
自分の想像と、映像が合体したら、面白そう。

映画のサブタイトルを考えてみました。
「阪急電車・片道15分の奇跡」というサブタイトルがあるんですが、
私が考えたのは「阪急電車・片道15分のエピソード」です。

~映画情報~
公開日:2011年4月23日(土)関西先行公開
    2011年4月29日(金・祝)公開 全国東宝系
キャスト:中谷美紀、戸田恵梨香、宮本信子、他。