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手洗い、うがい、うなぎで乗り切ろう! [グルメ]

4月1日、エイプリールフールですが、
こんなご時世で嘘をつく人もいない中、元気を出したいな、
コロナに打ち勝つために免疫力をつけたいな、と思って、平日の空いている電車を利用して、
麻布十番にある「うなぎ時任」さんに予約を入れて行ってきました。


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雨が降ってましたけど、花粉症の私にはかえって恵みの雨です。
駅からメインの商店街を通って、少し横道にあるビルの2階に店舗がありました。
カウンター席が8席で、昨日は他にもう1組で12時スタートの12000円のコースが
始まりました。


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まずはドリンクを選びました。
夫は帰宅後、仕事があったのでジンジャエール680円、私は白ワイン1300円をお願いしました。
ワイングラス、大きいです。


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まずは先付。なんと「うなぎバーガー」です。
写真で見ると大きく見えますが、最初から満腹になったらもったいない。
小さくてかわいいバーガーです。
でも、バンズが美味しくて、うなぎが思っていた以上にバーガー感を出して
いたのでびっくり。こんな食べ方、もちろん初めてです。出だしからびっくりです。


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「アスパラガスのすり流し」は4月から3月はカブだったのですが、
アスパラに変わったそうです。
とても素敵なお皿に大きなハマグリ、すり流しのお出しはハマグリからです。
そしてハマグリの上に大きなホタテが乗っていて、さらにいくらで彩が良いです。
これがフレンチの技法が入った和食料理なんですね。
揚げたうなぎもすり流しと一緒にいただきます。香ばしいうなぎです。
すり流しはポタージュスープをいただいている感じもしました。
一つ一つの素材も良くて、さらに素材の力を引き出している料理に
驚きの連続になりそうな予感がしました。

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「ワカサギのフリット」。和食だったら天ぷらですけど、こちらはフレンチのフリットです。
セモリナ粉でからっと揚がったフリット、いつも天ぷらで食べているワカサギが
フレンチになって感動です。
エディブルフラワーみたいに散らしてある小さな紫の花を口に入れてみると
紫蘇の花でした。フレンチと和食がいい感じに合体してます。

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カウンターの目の前で作業している姿も見ることができますよ。
お米はお釜で炊いている様子が見えます。上に変わった形の大きな石が乗ってます。
重しなんですね。後から、時任さんにお伺いすると、その石は麻布十番の近所で手に入れた石と
お聞きしました。仕事人なのに、気さくで楽しいお話を聞かせてくれる時任さんです。
そんなよもやま話を聞きながら、素敵なコースを楽しめます。

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そして「白焼き」が運ばれてきました。愛知県の三河産のうなぎです。
すだち、わさび、柚子胡椒、梅肉が添えられています。

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ここでうなぎの名店の野田岩で修行した時任さんのすごさが分かりました。
焼き方が大事なんですね。こちらの白焼き、地焼です。
普通に焼いてしまうと固くなってしまう地焼なのに、中はふんわり、外はかりっとした
驚きの食感の白焼きに仕上がっています。
食器もいいものが多いな、と思っていたら、作家さんに頼んで作ってもらった特注のもの。
なるほどと思いました。

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そして、八寸。
大皿に色とりどりの料理が並んでいます。これなに? という料理の数々です。


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「うなぎのパスタ」はまさかのイタリアン? トマトソースのペンネです。

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「タラバガニとウニとイクラの醤油漬け」。おいしくないわけがない、そんな一品です。

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「う巻き」は今まで食べていたものとかなり違います。
玉子巻きの中にうなぎが入っている、というものしか食べたことがなかったんですが、
こちらのう巻き。玉子焼きにも味がしっかり付いています。
山椒の実も入っていて、不思議な食感。驚きの連続です。

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「うなぎの煮こごり」は煮こごりの中でも、1,2位を争える味ですね。

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「うなぎの西京焼き」もすごいです。
西京焼きにすると、また違ったうなぎの良さが出てきますね。

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そして、6種類目は「うなぎのレバーパテ」。パンの上に乗っています。
レバーパテ、大好きなんですが、今まで食べた中で一番です。うなぎのレバー、
どんなんだろう?と思って食べたら、美味しく、楽しく、びっくりでした。

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次は「うなぎのムニエル」。
うなぎをそのまま焼くと、くるくるっと丸まってしまうので、麻布十番の石を重しにします。
バターとうなぎもいいハーモニーで、ムニエルも美味しくいただけました。

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そしていよいよメインの「蒲焼」です。ほうじ茶とお漬物が運ばれてきました。
お漬物も胡瓜、カブ、ウリの味噌漬けなど種類が多くて、お漬物好きの私は大歓迎です。

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時任さんが焼きあがったうなぎの蒲焼をミルフィーユみたいに積んだ形で披露してくれました。

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少しお茶目かも。

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重箱が運ばれてきました。いつも見かける重箱と趣が違います。
あれ? と思ったら、なんとアンティークの器だそうです。あるんですね、こういうのが。
そして、すぐにふたを開けてはいけません。


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砂時計の砂が落ちてから、おもむろにふたを開けると、ちょうどいい塩梅になるそうです。
わくわくが止まりません。そうそう、ごはんは少な目を選びました。
そして、いよいよオープンです!


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ああ、ここまで来たか、という充実感。山椒をかけずにまずはいただきました。
今までのうなぎと違って食べなれた蒲焼ですが、やっぱり、至上の蒲焼ですね。
半分食べてから、山椒をかけて食べると、また風味が違っておいしくなり、二度楽しめました。
一緒に「肝吸い」をいただきましたけど、肝臭さがなくて、美味しいお吸い物でしたよ。

感染予防には「手洗い、うがい、うなぎ」って時任さんに教えてもらい、そうだなあ、と
なんとなく納得してしまいました。

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そして、デザートです。
まさかのすごい一皿。ガラスのお皿に盛り付けられた様子はフレンチのコースのデザートです。
ホワイトチョコに少しピンクがかかったものがお皿の淵に桜のようにちりばめられ、
4月にふさわしい一皿になっています。
黒ごまのジェラート、カタラーナ、イチゴなど、大満足のデザートでした。

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そして、おもむろに時任さんが抹茶を点てている姿。

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しめに抹茶は初めてです。一人一人のお茶碗も違っていて、金平糖が1個添えられています。
最後まで素敵な演出でした。
まだまだ、これから先が見えない今現在ですが、ほっこりした気分になれ、
なんか免疫力も上がった気分になりました。



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ちゃるこ

すごい!豪華なフルコースですね!
私もうなぎで免疫力上げたい(*≧∀≦*)
でも都内への外出自粛要請が出ている今は
怖くて東京には行けません。。
都内にお住まいの息子さんたちは大丈夫ですか?
赤ちゃんもいて心配ですよね…(>_<)
by ちゃるこ (2020-04-03 10:54) 

MERRY

>ちゃるこさん
息子は渋谷から品川に引っ越したのが3月だったんですよ。
まだ一度も行けなくって、とても寂しいです。
息子は渋谷に勤めているんですが、在宅勤務になったみたいで、なんか仕事がはかどらないみたいです。
全員、元気みたいで、とりあえず、安心してます。
早く、コロナ、どうにかなってほしいですね。
by MERRY (2020-04-03 14:12) 

SAMEDI

うなぎ、大好き!
和洋折衷で楽しいコースですね。
by SAMEDI (2020-04-04 23:15) 

MERRY

>SAMEDIさん
今年はうなぎの稚魚がたくさん収穫できたみたいなので、もう少しお安くなるかな、と期待しているんですが・・・。
ただ、稚魚がたくさん取れると、天変地異が起こる前触れというのを時任さんにお伺いしたので、少し心配です。
by MERRY (2020-04-07 08:20) 

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